低反発枕や低反発マットを使っている方にお聞きしたいのですが、体がふれている部分が暑くないですか?
その部分だけ汗をかいていたりしませんか?
通気性が悪いということは、寝具にとっては致命的です。
低反発枕とマットは体とあまりに密着してしまう上、通気性がすごく悪いので、熱の逃げ場がありません。
熱の逃げ場が無いため、体に熱がたまってしまいます。
これから体に熱がたまるとはどういうことかを説明いたします。
![]() |
どうやらカエル君が日光にやられたようです 熱中症ってやつかもしれません。 |
![]() |
あっ!ついにカエル君が倒れちゃいました。
どうするカエルちゃん? |
![]() |
そうだね。こういうときは安静にしなければだめですね。 |
![]() |
・・・・氷のうちょっと大きかったね。 熱中症にかかった場合はすぐに身体を冷やしてあげることが大切です。 カエルちゃんお疲れ様。 |
■ 皮膚の表面から空気中へ熱を放出することで体温を調節する。
■ 汗をかき、その汗が蒸発するときに体内の熱を奪うことで体温を調節する。
熱中症にかかるような場面では上記の体温調節がうまくできなくなります。
私たちの体は、気温が体温よりも高くなると、体の熱が空気中に逃げずに体温が上昇してしまいます。
さらに私たちの体は、湿度が75%以上になると汗をかいても蒸発しなくなって、体温が上昇してしまいます。
こうして熱中症にかかってしまうのです。
では低反発枕とマットを使うことが熱中症にかかるのとどう似ているのか?
まず低反発枕とマットは通気性が悪く、体と密着しているので、接している部分の皮膚表面からは空気中へ熱を逃がすことができません。
空気中へ熱を逃がせないため、低反発枕&マットと接している部分が暑くなって、そこに汗をかきます。
この汗は蒸発しても低反発枕&マットと体の隙間にこもってしまい、そのうちその部分の湿度が75%を超えてしまうことで、最終的に汗をかいても蒸発しなくなるという状況になってしまいます。
どうですか?熱中症にかかる原因とそっくりだと思いませんか?
こんな状態で、はたしてアナタは熟睡できるのでしょうか?
熟睡できないと、起きてからも体調がすぐれない、体調がすぐれないから食欲がない、食欲がないから体力が落ちてくる、体力が落ちてくるからすぐ疲れる、すぐ疲れるから十分睡眠をとろうとする、十分睡眠をとろうとするが低反発枕&マットのせいで熟睡できない...という悪循環に陥ってしまいます。
私たちは人生の約4分の1程度の時間を睡眠に費やしています。
人生の4分の1...100歳まで生きたとしたら25年間寝てることになります。
そう考えると睡眠はすごく大切なことだと思いませんか?
熟睡できない事はすごく危険だと思いませんか?
手がでないという方には、畳の上に昔で言うところの煎餅布団を敷いて寝ることをオススメします。
畳は通気性が良く、適度な硬さの煎餅布団は体が沈み過ぎないから、体への負担が軽くなります。
さらに、枕はそば殻のものが、体圧分散、通気性で大変優れています。
どうしても低反発枕とマットを使いたいという方は、吸水性に優れ、通気性の良い、なるべく太めのタオル(バスタオル等)を敷いてください。
こうすることで、ある程度の熱や通気性の問題は解決するでしょう。