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予防医療と対処医療

予防医療って知ってますか?

虫歯にならない1万円の歯ブラシと、1回2千円の歯医者の治療費。
あなたならどちらにお金を使いますか?

私はこの質問を今まで数多くの人にしてきました。
結果は...ほとんどの人が歯医者の治療費を選んだのです。
で、同じ人に次はこんな質問をしました。

病気にならないための予防と、病気になった後の治療。
あなたならどちらが重要だと思いますか?

結果は...予防の方が重要だと、これまたほとんどの人が選びました。
でも、ちょっと待って!これ、おかしいと思いませんか?だって歯医者の治療費を選んだ人達のほとんどが、予防の方が重要だと答えたのですから。
歯ブラシは虫歯にならないための処置、これを予防医療といいます。
歯医者の治療は虫歯になった後の処置、これを対処医療といいます。

そもそも日本では対処医療が主流です。
これはインターネットで調べてみても分かると思います。
例えば、肩こり関係の掲示板では、「ここの病院が良い」「あの治療法がお勧め」というのはよく見るのですが、「肩こりにならない為には」や「肩こり予防法」などはほとんど目にすることがありません。
これは何も肩こりだけに限らず、ほとんどの病気や症状に対しても同じような感じです。

私は何も対処医療を否定しているわけではありません。
もちろん対処医療は必要ですし、対処医療に頼らなければならない場面が多いのも事実です。
ですが、対処医療は何か症状が出てから、その症状に対して治療するわけですから、あくまで後手の医療です。
後手の対処医療...はたしてこれだけで良いのでしょうか?もし病気が未然に防げたとしたら、わざわざつらい病気で苦しんでから治療を受けるということもないですよね。

例えば、あなたが風邪をひいたとします。
風邪は、薬を飲んだり病院に行ったりして治すことができます。
でも、すぐに治るわけでもなく、しばらくはつらい風邪と戦いながら生活しなければなりませんね?
私は風邪をひくたびにいつもこう思います。
「あの時ウガイと手洗いをしっかりしてたらなぁ〜」
まさに、後悔先に立たずですね。

しかしここで考えてください。
もし毎日ウガイと手洗いをしっかりしていたとすれば、風邪をひくこともなかったかもしれないし、まして風邪で苦しむ事も無かったかもしれません。
このウガイと手洗いは病気を未然に防ぐための医療予防医療です。
予防医療はいわば転ばぬ先の杖です。
病気になる事が前提の対処医療と、病気にならないための予防医療どちらが必要だと思いますか?

今日本でも予防医療が大変注目されています。
しかし、予防医療が注目されているといっても、実行している人がほとんどいないのが現状です。
なぜ日本では予防医療があまり実行されていないのか、考えてみました。

■ 痛みも症状も不具合も無い健康な身体の時は、何か身体に不具合が起こった後のことは気にもならない、
  もしくは忘れている。
■ 痛みも症状も不具合も無い健康な身体に、無駄になるかもしれないお金は使えない。
■ 「自分は大丈夫」と、病気等が自分の身体には起こらないと思っている。
■ 予防をすることは大切だけど、何をしてよいか分からない。

こんな感じですかね。
きっとあなたは先の質問で、病気にならないための予防医療の方が良いと答えたと思います。
ですが実際は対処医療だけを実行しているのではないですか?

日本人は総じて病院が大好きな人種だと思います。
病院の待ち時間、海外では考えられないくらいの人が治療待ちの行列をつくっている状況。
この状況をつくっているのが、病気や何か症状が出た身体に対してのみ興味をもち、何の問題も感じない健康な身体に対しては無関心、という日本人の特性だと思います。

ちなみに欧米では保険制度が事実上破綻(はたん)していることもあり、病気にならないための予防医療を実行しなければならない状況です。
そう遠くない未来の日本も保険が使えなくなるかもしれません。
だって、1割負担が2割負担に増えたし、保険納付額も増えたし、この先本当にどうなるものか全くわからない状況ですから。
予防医療の重要性を再認識して、なるべく対処医療に頼らない生活を送っていきたいものですね。

最後に質問です。
腰痛持ちの人!あなたは初めて腰痛になる前に、何か予防をしていましたか?
腰痛を経験した事の無い人!今あなたは腰痛にならないために何かしていますか?

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